江國香織 泣く大人
最近、本棚の整理のために、本棚に入っているけど一年以上前に読んでそれから読んではいないけど、なんとなく捨てたくない本を再度読むということをしています。
それで、久しぶりに江國香織さんの泣く大人を読んでいて、なんとなくホォ、、、と思う所がありました。その本では男友達について書いている章だったのだけれど、友人関係を「(友人関係とは)あらゆるマイナスがプラスに転化し得る関係」と説明していて、なるほど。
恋人とか夫とかとなると、短所とか怠惰とかはマイナス点として負の評価になるのに、男友達だと短所も怠惰も一つの個性として認めることができるようになってしまうとのこと。
そうかもしれないと妙に納得してしまった。
この間、高校の友達2人と久しぶりに飲んだ。その一人に、かなり空気の読めない自分のことが常に頭の中心にあって他者への配慮というかなんというか、そういうのが苦手な子がいる。会話を3人でしてても、盛り上がってるところに水を差すような態度やコメントをしたり、他の人にも失礼なことを悪気もなく言ったりするタイプだ。おまけに頑固。 これだけ見てるとあたかも私がその人を嫌ってるように聞こえるかもしれない。 でも、嫌ってはない。 そういう子だからね。はいっ。 って受け止めれる。ついでにちょっとそれを面白がってる自分もいる。
江國香織さんのいうことは、こう言うことに近いのかなっと思った。
欠点は個性に過ぎない。私はその友人が好きだ。
ついでに話はそれるのだけれど、その3人であった日のこと、上で述べた子じゃない方の友人が、さらっと「築地市場移転したね。」って時事ニュースをぶっ込んできた。初めて日本人でニュースを普通の会話に入れてくる人にあった。
尊敬する。
以上です。笑