Pen and Thoughts’s

日々の生活から考えたこと

人と人と会うことと自己理解、他者理解

私の精神的幼稚さから、もっと沢山の人に会って成長しなよ、と言われてからそろそろ3ヶ月。新しい人に会えているのでしょうか、学んでいるのでしょうか、自分は何をしているのでしょうか、と日々悩むことだらけ。きっと私はナルシズムからの卒業ができていないのだと、フロムやヘーゼルから学んだのですが、これって結構卒業できていない人多いのでは?(少なくとも私の周りでは)と思ってしまいました。

 

海外で働く友人の家に泊まりに言ったのです。彼女の口から出てくるのは仕事の愚痴や、彼女がいかに”大人”か、”きちんと働いている”か、などを私に聞いてくることが多く見られたのです。海外で働く私偉いでしょ、ね、認めて?って訴えてくるみたいで、どうしたのだろうか、と不安になるほどでした。自信がなくなってしまっているのかな、きっと彼女のことだから他人と比べたりもしているんだろうな。そしてつまり、こんな自己中心的な思考回をを持つことはフロムでいう、ナルシズムから脱却ができていないというわけでありまして。

 

他人と比べることは意味がない、とかよく聞くけれど、実際には難しいものね。彼女、今の仕事の契約期間が切れて職がなくなったら、「ただの人になってしまう」って言ったの。仕事で自分の価値を決めるように変わってしまったのかな、何が起きたのかな。

 

う〜ん。

 

そして、なんだか前より理想というかなんというかが高くなったのかな、もともとそうだったのかもしれないけれど。自分で無理な理想を作って、それを追いかけて、いつのまにか追いかけられて苦しくなっている、、というか。身の丈に合わないというか。基本の部分がしっかりしていないからその上に何も立たないというか。。哲学的な部分が欠落しているのかな。なんだか理想を追いかけるために、消費することに夢中になっている、、というか。きっと彼女の中で何かがあったのだろうなぁ。

 

こういうことだよね、きっと、人と会うと精神的成長が見込めるのは。どうして彼女がこういう発言をしたのか、それを聞いて私はどう思ったのか、こういうことをしっかり考えて選択してゆくというのが大切なんだろうな。自分の考えの傾向とか、他者の思考、感情を理解することができる人は起こることが減るらしい。

 

そして私の親戚の中でも、家族の気持ちを考えていないで自分中心で物事を考えている態度とか言動が多く見られるし、何かをして感謝されないからといってプンスカしたり、違う意見を言われると壁を作ったり怒ったりする態度、とかナルシズムから脱却できていない言動をよく見ます。きっと私もそんな人たちの中で育ってきているのだから、そういう人になっている可能性はとても高いし。

 

ナルシズムからの脱却がうまくできている人はどれほどいるのでしょうか。

 

う〜ん、自分を客観視して行動を少しずつでも修正して行くほかないのだろうなぁ。こういう学びはやはり自分だけの世界でいたらできないし、考える機会を設けられないから、人と会うことは大切なんだろうなぁ。他者の存在って大切なんですね、学びにも幸せにも愛することにも。フォー

 

以上!